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ペイシェント・ボイス

患者さんおよび患者会の皆様方にとって役立つ医療政策に関する動向などを分かりやすい形で提供していきます。
「患者の声・マガジン」が名称を「ペイシェント・ボイス」と改め、 コンテンツをリニューアルしました。

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┏┏┏ 【ペイシェント・ボイス】 第52(2009.09.08)リニューアル号(火)発行
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【 目次 】
◇お知らせ
◇第2回総会・記念講演レポート
◇ニュース・トピックから
◇会員だより
◇ニュース・リンク集
◇協賛団体紹介
◇正会員情報
◇メルマガ発行情報
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◆お知らせ
第7回勉強会「患者の視点からの診療報酬改革」
…9月26日(土)10:00〜12:00
…会場:全社連研修センター
…講師:勝村 久司 氏
厚生労働省中央社会保険医療協議会 委員/医療情報の公開・開示を求める市民の会
世話人/全国薬害被害者団体連絡協議会 副代表
参加費:正会員・賛助会員 500円 一般 1000円 *当日、受付にてお支払いください。

参加希望の方はメールにて、下記の内容を記載のうえ返信ください。

返信先:info@patients-voice.jp
団体名:                              
ご芳名:                            
役 職:                            

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◆第2回総会・記念講演レポート「総会で08年度報告と09年度計画を承認」
--辻教授が特別講演「いまなぜ患者の声が必要か」--
      ▼レポート:本間俊典(復生あせび会)患者の声・協議会 世話人

  第2回総会・特別講演会は7月25日(土)、東京・全社連研修センターで開かれました。
総会では世話人会(事務局)が提出した議案がすべて原案通り承認されました。
続いて東大高齢社会総合研究機構の辻哲夫教授(元厚生労働事務次官)をお招きし
「いまなぜ患者の声が必要か」と題して特別講演をいただき、約50人が耳を傾けました。

1.総会
  総会は、正会員21団体のうち出席13団体、委任状6団体、欠席2団体で、会則に
よって成立。長谷川世話人代表が「お陰さまで1年間、有意義な活動ができました。
2年目は会員を増やし、さらに充実した活動を展開します」と挨拶しました。
<以下、続きを読む>http://www.patients-voice.jp/

2.辻教授の特別講演要旨
「あるべき医療」のコンセンサスを〜いまなぜ患者の声が必要か〜
              東京大学高齢社会総合研究機構  辻 哲夫教授

  医療政策はいま、大きな転換点に差し掛かっています。患者、医療消費者としてど
う考えればいいか、問題提起したいと思います。
  日本は今後、75歳以上の後期高齢者が増える超高齢社会になりますが、それも都市
部で急増することが確実です。
  このため、「死に場所」の問題が問われます。戦後は1割強の方が医療機関で亡くなり、
残りが自宅で亡くなりました。今は80%が病院です。病院信仰が強まった結果、死も病院で
迎えることになりました。本当にそれで「生きて、死んだ」と言えるかどうか。死をどう迎え
るか、真剣に考えるべき時代です。<以下、続きを読む> http://www.patients-voice.jp/

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◆ニュース・トピックから
厚労省検討会に患者代表委員選任、加速の傾向に ただし、医療費問題は別

  厚生労働省は8月24日、舛添要一厚労相直轄の検討会として「チーム医療の推進に
関する検討会」を設置、28日に第1回検討会を開催すると発表しました。検討会委員
には「癌と共に生きる会」副会長の海辺陽子さんが選任されています。厚労省は最
近、患者に関わるような検討会の委員には患者会からも選任するようにしており、海
辺さんは社会保障審議会医療部会の委員にも選任されています。
  記事提供:Online Med(http://www.geocities.jp/onlinemedsante 代表・設楽幸雄)

チーム医療の推進に関する検討会は、産科、小児科を中心とする救急医療問題や医
師不足問題への対応として、舛添厚労相が検討を進めているものの一環です。
  最初に設置されたのは舛添厚労相を中心とする「安心と希望の医療確保ビジョン」
会議で、アドバイザリーボードとして有識者3人を選任、国立病院機構理事長、開業
医師とともに、NPOささえあい医療人権センターCOML理事長で、自身も乳がんの手術
を経験している辻本好子さんが加わっていました。
  同会議の報告書は、医師不足問題に対し、医師の養成数の増加などと共に「職種間
の協働・チーム医療の充実」を指摘。
  これに続いて設置された「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会
では、兵庫県で県立病院の小児科の存続のための活動を起こした「県立柏原病院の小
児科を守る会」代表の丹生裕子さんが選任されました。
  この検討会の中間まとめでも「コメディカル等の専門性の発揮とチーム医療」が位
置付けられました。ここではまた、「患者・住民の参画」が大きく位置付けられました。

  今回のチーム医療の推進に関する検討会は、これに続いてチーム医療のあり方を具
体的に検討するものです。従って、中心メンバーは医師、看護師、助産師、そして歯
科医師、薬剤師といった人たちですが、この中に患者の立場として海辺さんが選任さ
れたものです。
  しかし、これらの検討会は、いずれも実は医療の提供体制について考える場として
設置されたもので、海辺さんが選任された社会保障審議会医療部会も同じです。

  これに対し、医療の費用、患者として病院や診療所を受診した時に支払う医療費の
基礎となる診療報酬を検討する場としては、中央社会保険医療協議会(中医協)や社
会保障審議会の医療保険部会があります。
  この中医協や医療保険部会では、患者代表の委員は選任されていません。

  中医協のメンバーは、法律により(1)医療費を支払う側としての医療保険者の代
表(健保連、協会健保、日本経団連、連合、市町村)、(2)医療提供側である医師
(日本医師会、病院団体)、歯科医師、薬剤師の代表、(3)中立的な公益委員(社
会保障制度に関する学者)という3者で構成することが決められています。
  社会保障審議会の医療保険部会は、医療部会で海辺さんが選任されたように、行政
の判断で委員の選任が可能となっており、今年7月から新たな委員が選任されました
が、そこには患者代表は入らなかったのです。

  医療費は医療保険制度の重要課題であり、その医療保険制度を担当する厚労省保険
局では、医療保険制度を議論する関係者としては、現在の中医協の構成が基本であ
り、それで十分との考え方があります。
  社会保障審議会の医療保険部会には、新たに高齢者医療制度の関係の委員が加えら
れましたが、後期高齢者医療制度への対応が政治的な課題となり、その検討会報告で
高齢者を関係者として加えることが指摘されたためです。
  ただ、これを逆に見れば、医療費を議論する場にも患者の声を直接反映させるべき
だとの考えが政治課題となり、そうした結論を導き出すことができれば、医療保険を
議論する場に患者代表の委員が入ることも可能になると考えられます。

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◆会員だよりNo1◆特定非営利活動法人日本慢性疾患セルフマネジメント協会

日本慢性疾患セルフマネジメント協会は、慢性疾患の患者さんやそのご家族のQOL改

善に貢献するため、スタンフォード大学医学部患者教育研究センターが開発した「慢
性疾患の人のためのセルフマネジメントプログラム(以下、CDSMP)」を用いて、患
者さんとご家族の自己管理教育・支援活動を行っています。2005年10月の設立以来、
全国でCDSMPのワークショップを全71回開催し、受講者は639名に及びます。
CDSMPは、健康状態の改善や社会生活上の問題解決、コミュニケーションスキルの獲
得、医薬品に対する正しい理解などを促進させ、治療効果を高めることが期待されて
います。海外では、近年、CDSMPによる様々な効果のエビデンスが整いつつあり、政
府や医療機関による本プログラムの導入・助成が進んでいます。

  日本でも、東京大学健康社会学CDSMP評価研究チーム(主任:山崎喜比古准教授)
によるCDSMPワークショップ受講者への調査研究が実施され、CDSMPの効果について、
大きくは「@ストレス対処能力や自己効力感の増大」と「A症状への対処法の習得、
ならびにその実行度の向上」、そして「B健康状態の自己評価向上」の3点が浮かび
上がりました。これはCDSMPのワークショップ受講者が、病と共に生きることへの自
信をつけると同時に自己管理のスキルを身につけ、健康状態の改善を認識しているこ
とを示しています。

  わが国では、急速な高齢化の進展と、それに伴う生活習慣病(慢性疾患)患者の増
大という問題を抱えています。また、これまで治療が困難であった各種疾患につい
て、病因病態の解明・新薬の開発などにより寛解維持が可能となるケースが増大して
おり、今後、ますます多くの人が、長期にわたって療養と社会生活を両立していく必
要に迫られています。こうした長期療養者とその家族にとって、医療の更なる進歩が
求められることは当然のことですが、それと同時に、医療によって生命を救われた人
のその後の社会生活を支える取り組みが最重要です。

  慢性疾患をもつ1人でも多くの患者さん、ご家族にCDSMPを通じた支援を行うため
これまで以上に医療関係者や保険者、行政、企業、患者団体との連携を強め、CDSMP
の普及啓発活動を進めてまいります。皆様のご支援ご協力をお願いいたします。

● お問い合わせはこちら
NPO法人 日本慢性疾患セルフマネジメント協会 事務局
TEL:03-5449-2317
E-mail: info@j-cdsm.org
受付時間:月〜金 10:00-17:00
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◆ニュース・リンク集◆

●後期高齢者医療に不服1万件 08年度、自治体に(朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY200908280446.html
 
●きょう“開始式” 救急医療の新たな体制運用開始へ(東京MX)
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/200908287.html
 
●「開業医の質」認定制度創設へ 来年、関連3学会が合併朝日新聞()
http://www.asahi.com/health/news/TKY200908240137.html
 
●診療報酬10%以上引き上げを−保団連(医療介護CBニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00000006-cbn-soci
 
●勤務医対策を強化、22年度診療報酬改定の基本方針案(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000590-san-soci
 
●診療報酬改定の基本方針、前回を踏襲−厚労省が提案(医療介護CBニュース)
http://news.cabrain.net/article/newsId/23279.html
 
●診療報酬改定プロセス、12年度までに抜本見直し−民主・鈴木寛氏医療介護CBニュース()
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090902-00000009-cbn-soci

●国民医療費、34兆1360億円=3%増え過去最高−07年度(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090902-00000094-jij-pol

●医学部定員増で薬系大学は(薬事日報)
http://www.yakuji.co.jp/entry16039.html

●後期高齢者医療:制度廃止に慎重姿勢示す 日本医師会長(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090903k0000m040079000c.html

●【波紋 政権交代の足もとで】自公支えた医師連盟(産経関西)
http://www.sankei-kansai.com/2009/09/02/20090902-014082.php

●診療報酬改定めぐる議論、政権交代で先見えず(医療介護CBニュース)
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/24054.html

●後期医療廃止後の具体論必要=民主政調会長に面会申し入れ−厚労次官(時事通信)


http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009090300591

●後期高齢者医療制度「廃止の方向」と見方 民主公約受け県広域連合(長崎新聞)
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090903/05.shtml

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■患者の声・協議会は、以下の賛助団体からご協賛をいただいています(50音順)■

★味の素株式会社(医療カンパニー)★あすか製薬株式会社★アステラス製薬株式会社
★アストラゼネカ株式会社★アボットジャパン株式会社★エーザイ株式会社★大塚製薬株式会社
★株式会社三和化学研究所★株式会社ウイングメディカル★株式会社ファーマ インターナショナル
★キッセイ薬品工業★サノフィ・アベンティス株式会社★参天製薬株式会社
★シェリング・プラウ株式会社★第一三共株式会社★大鵬薬品工業株式会社
★中外製薬株式会社★富山化学工業株式会社★日本イーライリリー株式会社
★ノバルティス ファーマ株式会社★バクスター株式会社★万有製薬株式会社
★ブリストル・マイヤーズ株式会社★マイラン製薬株式会社★持田製薬株式会社
★ヤンセンファーマ株式会社//
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◇ 正会員情報 ◇
REM21会/あけぼの千葉/NPO法人 アトピッ子地球の子ネットワーク/
癌と共に生きる会/草の根歯科研究会/埼玉県膠原病友の会/NPO法人 JAPAN IBD/
NPO法人 腎臓サポート協会/NPO法人 睡眠時無呼吸症ネットワーク/
NPO法人 日本アレルギー友の会/NPO法人 日本医療政策機構/NPO法人日本炎症性腸
疾患協会/NPO法人 日本せきずい基金/NPO法人 日本トゥレット協会/
NPO法人 日本慢性疾患セルフマネジメント協会/(社)日本リウマチ友の会/
社会福祉法人 はばたき福祉事業団/NPO法人 PAHの会/NPO法人ひょうごセルフヘ
ルプ支援センター/NPO法人 ブーゲンビリア/復生あせび会/リンパの会/

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◆◆ メルマガ発行情報 ◆◆
ペイシェント・ボイス 第1号(2009-09-08/発行)
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http://www.patients-voice.jp/index.htm
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直接返信いただいてもお答えできません。ご了承下さい。

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編集:患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会メルマガ班
発行:患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会
問合せ先:mag@patients-voice.jp

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