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代表あいさつ

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ごあいさつ

2020年9月
患者の声協議会代表世話人
長谷川 三枝子

「患者の声協議会」は、日ごろは単独で活動し、孤独になりがちな患者会のサポートシステムを構築するため、患者会の有志が集まって2008年に発足した任意団体です。当初は「患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会」という名称でしたが、12年に現在の名称に変更しました。

日本の医療は戦後、「国民皆保険制度」の下で大いに発展しましたが、種々の医療政策が患者・家族の意向を広く反映させたものかどうか、多数の疑問があります。加えて、現代は少子・高齢社会の到来や財源不足などによって医療費は抑制され、医療現場は人手不足が慢性化するなど、深刻な事態を迎えています。

そうした中で、さまざまな病気を抱える私たち患者・家族はどう対応し、どのような医療政策を望むのか、自ら勉強して行動を起こさなければならないと考え、これまで50回に及ぶ勉強会を重ね、「医療基本法」の制定に向けた運動を続けてきました。少しずつではありますが。活動の成果が出てきたと確信しています。

今後も、より良い医療政策の実現に向けて、息の長い、開かれた活動をめざします。この趣旨に賛同される全国の患者会の皆様をはじめ、関連団体・個人のご参加、ご協力を歓迎します。

これまでの歩み、取り組み

「患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会」の発足は、2007年9月27日、東京大学医療政策人材養成講座2期生の伊藤雅治氏(全国社会保険協会連合会理事長、19年9月1日死去)を筆頭研究者とするチームが、前年に発表した論文「患者の声をいかに医療政策決定プロセスに反映させるか」を きっかけに、日本製薬工業協会(製薬協)の呼びかけで10の患者団体の有志が集まったのが始まりです。

07年10月、全国の患者団体にこのテーマに関するアンケート調査を実施。この結果を同年12月15日に開かれた「患者中心の医療を考えるシンポジウ ム2007」(製薬協主催)で発表すると同時に、患者の声を医療政策に反映させるためのシステム作りをめざすことを「宣言」として公表しました。その後、 数回の検討会を経て、08年4月19日、第1回目の「患者の声を医療政策に反映させるフォーラム」を主催しました。さらに検討を重ね、7月8日に名称を新たにし「患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会」として正式な活動をスタート。12年7月14日、現在の「患者の声協議会」に名称変更し、現在に至っています。

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